■『格付けチェック』の裏でもしっかり結果を残した『鬼レンチャン』

 ボケの大悟(43)とツッコミのノブ(44)によるお笑いコンビ・千鳥。『千鳥の鬼レンチャン』、『千鳥のクセスゴ!』(ともにフジテレビ系)、『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(カンテレ・フジテレビ系)、『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)などのレギュラー番組を抱え、複数のCMにも出演し、テレビで見ない日はない。

 2023年7月に放送された『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』(フジテレビ系)ではかまいたちダイアンとMCを務め、しっかりと結果を残したことも記憶に新しい。

※画像は『千鳥の鬼レンチャン』の公式X(ツイッター)『@oni_renchan』より

「“ポスト・ダウンタウン”で彼らの名前が挙がるのは、ダウンタウンと同じ吉本所属という点も、当たり前ですが大きいですよね。吉本は現在のテレビ界に絶大な力を持っていますし、数多の人気芸人を抱えていて、吉本がなくなったら番組は作れませんからね。

 そして、今、テレビ各局は13~49歳のコア視聴率を重視していますが、千鳥はそのコア視聴率を持ってる。老若男女に愛させるというところまではまだきていませんが、若者にはしっかり刺さっています。レギュラー番組もしっかりとコアの数字を取りますからね」(前出のバラエティ番組プロデューサー)

 1月7日に『千鳥の鬼レンチャン』3時間SPが放送された。同日の同時間帯には1月1日に放送される予定だったものの能登半島地震の影響で放送延期となった『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の放送があり、コア視聴率10.7%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、とんでもない数字をたたき出した。

「その裏で『鬼レンチャン』はコア3.8%としっかり結果を残したんです。1月14日の『千鳥のクセスゴ!』2時間SPもコア3.8%でした。ここで重要なのが、視聴者離れが進み、なかなか数字が取りにくいフジテレビで千鳥がしっかりとした結果を残していることです。千鳥の番組は総じて好調。『華大さんと千鳥くん』も堅調です。

 千鳥のレギュラー番組の中には壊滅的に悪いものがなく、常に及第点の結果を残してくれるというのもテレビマンから高く評価されているポイントでしょう。加えて、彼らは“お笑い番組”をしっかりとやっていますからね」(前同)