■後輩でライバルのかまいたちは『ジョンソン』が爆死……

 千鳥の2人はネタ番組『にちようチャップリンシリーズ』(テレビ東京系)や『千鳥のクセスゴ!』に出演しているほか、『相席食堂』(ABCテレビ)や『テレビ千鳥』もしっかりとしたお笑い番組だ。

「『相席食堂』は旅番組でもありますが、千鳥の笑いがあるから成り立っている番組ですよね。コンセプトありきの番組ではなく、“お笑い番組”をやっていて、彼ら自身も楽しんでいる様子が伝わってくる。そういったことができる芸人がここ最近は珍しくなってきているんです。

 後輩で、今やライバル的な存在でもあるかまいたちは、『超無敵クラス』(日本テレビ系)のようなコンセプトがしっかりとあるレギュラー番組が多い。そして、ようやくスタートした本格派お笑い番組『ジョンソン』(TBS系)は大コケしてしまっています」(前出のバラエティ番組プロデューサー)

 かつてダウンタウンがメインを務めたバラエティ番組『リンカーン』の後継番組として2023年10月23日に華々しくスタートした『ジョンソン』だが、視聴率も評判も振るっていない。2023年最後の放送となった12月11日のコア視聴率も1.7%と、数字面では千鳥の番組に大きく引き離されてしまっている。

※画像は『ジョンソン』の公式X(ツイッター)『@johnson_tbs』より

 12月11日の『ジョンソン』では番組メンバー8人がやりたかった企画でつないでいく「8人考案企画リレー」が放送された。

 どれだけ知名度があるかをメンバーたちが街中で競う「顔指されタイムアタック」、因縁の相手と車の運転技術を競う「車庫入れ対決」、鬼ごっこで捕まったら鬼と大喜利や一発ギャグで対決する「笑い鬼」などの企画となった。

「『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で、『ジョンソン』のレギュラーメンバー・モグライダーがネタを披露したあとの講評で、松本さんが“『ジョンソン』も終わっちゃうし……”と発言したことも話題を呼びましたよね。

『ジョンソン』を巡っては、番組開始前後に大勢のスタッフが辞めてしまうといった内部でのゴタゴタもあり、厳しい状況が続いているといいます。レギュラー番組は15本以上あり、かまいたちは勢いに乗っていましたが、勝負のお笑い番組『ジョンソン』の大コケが痛恨なのは間違いない。

 ライバルのかまいたちのつまずきもあり、松本さんの復帰がいよいよ難しいとなったら、“千鳥に頼るしかない”となっているといいますね」(前同)

 松本の不在中に、千鳥がポスト・ダウンタウンの地位を確固たるものにするのだろうか――。