その年の春、一番最初に収穫される新芽。芽生えたばかりの葉を使って作られたお茶は新茶と呼ばれる。新しい生命の息吹が感じられる春の季節。この時期に爽やかな新緑を感じられるとしてスイーツ業界を席捲するのは、抹茶スイーツだ。その波は冷たくて美味しい「アイス」業界にも及び、とりわけ今年の抹茶アイスはいつになく濃厚、上質さをうたう商品が高評価を呼んでいるという。

 まずは2月6日、X(旧ツイッター)上で《美味すぎる》《絶品》などと大きな話題を呼んだのは、セブン-イレブンが森永製菓とコラボして発売した新商品『セブンプレミアム 抹茶モナカ』(246円・税込・以下同)だ。こちらの商品は、渋味と香りが調和した宇治抹茶仕立て。抹茶風味の皮とアイスクリームとの間に挟んであるミルクチョコレートが生み出す絶妙なバランスが秀逸だという。

※画像は森永製菓アイスの公式X(旧ツイッター)『@MorinagaIce』より

 この商品に追随するかのように2月22日には、世界40か国で店舗展開を行なう『サーティワン アイスクリーム』が新作フレーバーとして『抹茶ブラウニー』(レギュラーサイズ・390円)を販売スタート。

 サーティワン初となるチョコチップ入りブラウニーが入った商品だけに、ザクザクとした食感に仕上がっているといい、X上でも《最高に美味しい》《甘さとほろ苦さのバランスが神!》と人気を博しているようだ。

 さらに来たる3月12日、今度はアイス業界の絶対王者『ハーゲンダッツ ジャパン』が『サーティワン』に対抗せんと、アイスクリームバー『抹茶フォンダンクランチ』(351円)を期間限定で新発売する。

 それぞれ、単なる抹茶味というだけではないこだわりが感じられる逸品に仕上げられた抹茶アイス。根強い人気を誇る抹茶フレーバーだが、販売各社が独自色を打ち出す背景には何があるのか。年間4000個以上のアイスを研究するアイス研究家・シズリーナ荒井氏に、進化の理由を紐解いてもらった。