■ジュリー氏は「全財産失ってでも早期解決したい」

 芸能プロ関係者が話す。

「SMILE-UP.と被害者の話し合い、補償内容についての擦り合わせなどは現在、粛々と進められていると見られていますが、被害を訴える人が今後も増えていく可能性もあり、すべての被害者に補償が済むまでは、少なくともまだ数年はかかると考えられています」

 SMILE-UP.は2024年3月15日の時点で968人から被害の申し出があったことを報告。同日までに320人が補償内容に同意、このうち287人に補償金の支払いを済ませている。

 一方で「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門副代表(56)は2月21日、SMILE-UP.の「被害者救済委員会」から提示された被害に対する補償額が1800万円だったと明らかにしたものの「納得できない」とし、救済委に対し不服を申し立てた。

「被害者たちはいまだにトラウマを抱え、これまでの人生でも苦しんできた。たしかにお金だけで傷は癒えないでしょう。ただ、補償にあたって折り合いをつけなければならないですからね。

 そして今、藤島ジュリー景子元社長(57)は悲壮の覚悟で“全財産を失ってでも早期解決して終わりにしたい”と周囲に語っているそうなんです。1800万円という額を提示したのも、できるだけ早く解決したいという思いからではないでしょうか」(前同)

会見で涙する藤島ジュリー景子氏