今年の関東の桜開花予想は3月20日頃と、花見シーズンの到来も間近。そこで、有識者協力のもと、全国から“桜の絶景スポット”を厳選。北から南まで、各地のオススメを紹介しよう。

 まずは、東北地方の『弘前公園』(青森県弘前市)。これまで100か所以上の桜の名所を訪れたという、桜マニアで気象予報士の千種ゆり子さんはこう言う。

「日本三大桜名所の一つで、約2600本の桜が咲いています。公園の外堀では、散った桜の花びらが水面を覆う“花筏”が見られたりと、絶景スポットが盛りだくさんです」

 さらに、4月19日から開催される『弘前さくらまつり』では、ご当地グルメの屋台が並ぶという。

「私のオススメは、津軽産トウモロコシ“嶽きみ”の天ぷらで、甘い粒を引き立てる絶妙な塩加減が酒の肴にピッタリ! 青森の地酒の屋台もあるので、合わせて、ぜひ」(前同)

 また、絶景プロデューサーの詩歩さんは、『小岩井農場の一本桜』(岩手県岩手郡)を薦める。

「広大な牧草地に一本だけ生えるエドヒガンザクラと、背景にそびえる秀峰・岩手山の組み合わせが、まさに絶景。撮影場所は、観光施設『まきば園』から徒歩30分と少し離れているので、自家用車、もしくは最寄り駅から直接タクシーで向かうのがオススメです」

 関東地方のイチオシは『東蕗田天満社』(茨城県結城郡)。創建1288年の歴史ある神社で、裏参道の桜並木が名所として知られる。

「約200メートルの参道に40本の桜が並んでいて、ピンクの花びらの絨毯と、赤い鳥居が織りなす幻想的な光景が見られます。また、不定期開催ですが、夜桜のライトアップがあり、昼とは異なる艶やかな桜が見られると評判です」(前同)

 東蕗田天満社によれば、今年のライトアップは未定とのこと。詳細は公式ホームページ等で確認したい。