■絵画のような美しい写真が撮れる『中綱湖』(長野県大町市)
首都圏で桜を見るなら東京・中目黒の目黒川が有名だが、それに負けず劣らずの名所が、『恩田川の桜並木』(東京都町田市)。川の両岸に約400本の桜が咲く光景は、圧巻のひと言だ。
「桜の枝ぶりも立派で、川を覆うように花びらが密集していました。目黒川は河原に降りられませんが、恩田川は何か所か降りられるポイントがあり、そこから桜を見上げると、まるで桜のトンネルに入ったような気分になれます」(前出の詩歩さん)
中部地方は、写真映えスポットが多数。その中でも、絵画のような美しい写真が撮れると評判なのが、『中綱湖』(長野県大町市)だ。
「湖畔に、濃い桜色のオオヤマザクラが生えていて、風のない早朝には、湖面に“逆さ桜2がきれいに映ったシンメトリーな構図の写真が撮れます。ちなみに、中綱湖がある大町市は、北アルプスの清流を生かした米作りと酒造りが有名。大正12年創業の老舗『北安醸造』など、歴史ある酒蔵を飲み歩くツアーがあるので、桜と一緒に楽しんでみては」(前同)
また、“ふじのくに”にある『龍巌淵』(静岡県富士宮市)では、
「潤井川沿いの桜並木越しに、雪をかぶった富士山がそびえる、日本屈指の美景が見られます。付近には、2017年にオープンした『静岡県富士山世界遺産センター』や、同じく桜と富士山の絶景が楽しめる人気の花見スポット『岩本山公園』があり、連休中は多くの人でにぎわっています」(同)