■「マジかよ」書き込みに頭を抱えた

――高知さんがご自身について書かれた掲示板の書き込みを読まれていたのは意外に感じました。

 教える人がいるんですよね。知人の1人なんかに、2ちゃんねるを見て今で言う陰謀論みたいなことを自慢げに話すやつがいるわけですよ。そういう人が"お前のことも書かれてるぞ”とか言ってきて。

 自分では、"書き込みが何言ってるのか全然わからないし、気にしなくていいよ”とか言うんですけど、連絡が終わった後、"おい、マジかよ……”って頭抱えるっていうのはありました。いずれはバレるだろうなと思ってましたけど。

――高知さんが大物組長の息子であるということは、当時、地元の高知県では有名だったんですか?

 一部の人たちは知っていましたね。アクシデントでバレてしまったこともある。大丸で働いていたときなんですけど、仕事終わりにバイクに乗ってあるところに向かってた。そしたら、不良みたいな人に信号待ちで絡まれて喧嘩になったんですよ。でも意外と弱くて……。

 大体その時の不良は、"俺たちには○○組の人がいるんだぞ”とか言うんですよね。それで、"お前、どこのもんだ”って訊かれたので、"俺は大丸のもんや”って言ったら、ほんとに大丸に来たんですよ。