もはや暴力的ともいえる令和の酷暑。熱中症対策として様々な情報が流れているが、ついに市民権を得ようとしているのが“男性用の日傘”だ。
最近では、俳優・岡田将生(34)をCM起用した男性用日傘ブランド「Wpc.IZA」がシリーズ累計66万本も爆売れし大きな話題になるなど、今夏“解禁”に踏み切ることを考えている男性も多いのではないだろうか。
日本洋傘振興協議会事務局の田中正浩氏が解説する。
「環境省も男性に日傘の利用を推奨しており、その効能についても周知しています。強い日差しの中で外出となった場合、直射を遮るだけで日陰による涼感は得られますし、日傘の機能として遮光率や遮熱効果の高い製品も多数出ています」
実際、環境庁のHPには《“日傘無料貸出イベント”での暑さ指数(WBGT)の測定では、日向に比べて1~3℃程度のWBGT低減効果がありました。例えば、千葉市動物公園では日傘をさした場合、WBGT測定値が3℃下がり、熱中症警戒レベルが1段階下がっていました》と、日傘が熱中症対策に効果的であることが明記されている。
さらには、《日射を99%以上カットする日傘を使った場合、帽子のみをかぶった場合に比べて汗の量が17%減る》と、汗ばむ夏のストレス軽減も期待できそうな文言が並ぶ。
「『Wpc.IZA』の他にも、ミズノからは非使用時と比べてマイナス20℃の温度変化があるとうたう“―20アンブレラ”という商品が登場するなど、日傘も日々進化しています。日傘は薄毛の進行につながる紫外線対策にも効果があるといいますから、メリットは多くあります」(生活情報誌ライター)