■日テレドラマには業界内からも厳しい声

『GO HOME』の小芝は15年度後期のNHK朝ドラ『あさが来た』で、主演・波瑠(33)の娘役で出演。その他、『トクサツガガガ』(NHK)、『波よ聞いてくれ』(テレ朝系)など話題の主演作も多い。

『密子さん』の福原も22年度後期の朝ドラ『舞いあがれ!』で主演を務め大好評を得たほか、多くの作品に出演し、活躍をしている。

 小芝と福原は横浜流星(27)主演で25年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも出演予定。NHK御用達の女優でもあり、タレントとしてのイメージも良い。

 そんな今田、小芝、福原の日テレドラマの絶不調――それらへの批判の声は俳優陣の演技よりも、脚本や演出に対するツッコミが多い。

《花咲舞が黙ってない 最終回まで見終わり。話は悪くないんだけど、とにかく演出がダサかった。そのせいでつまらなく見える》
《(『GO HOME』は)設定は面白いが脚本がつまらないのか全然面白くない。 これはもう観るの止めた》
《画角とかセットとかめっちゃウェス(※映画監督のウェス・アンダーソン)っぽくて可愛い 話はまだつまらない #マル秘の密子さん》

※画像は『GO HOME』の公式X『@gohome_ntv』より

 さらに特定のドラマに限らず、《個人的には、ドラマに関してはキー局で1番つまらないのが日テレだと思う》という声まで……。

 芸能プロ幹部はこう話す。

「現在の日テレドラマの壊滅的な状況の原因は、主演を含める俳優陣ではなくて、脚本や演出、とにかく制作サイドが理由だと、芸能界から、そして局内からも苦言を呈する声が噴出していますね。決して忘れてはいけない、『セクシー田中さん』の件もありましたよね……」

 日テレは23年10月期に小学館の漫画作品『セクシー田中さん』を実写ドラマ化したが、望まない原作改変の大騒動があり、今年1月に原作者の芦原妃名子さん(享年50)が急逝。同局は5月末に調査結果報告書を出したが、局のずさんとも思える対応が浮き彫りとなり、いまだに日テレに厳しい目を向ける視聴者は多い。