元SMAP稲垣吾郎(50)、草なぎ剛(50)、香取慎吾(47)の3人が9月14日放送の音楽番組『with MUSIC』(日本テレビ系)の2時間スペシャルに揃って出演し、大反響を呼んでいる。あらためて2016年末で解散した国民的グループのパワーを感じさせるが、“SMAPの闇”を感じさせる出来事も先にあったばかりで……。

 旧ジャニーズ事務所の前社長・藤島ジュリー景子氏(58)が、関連会社4社の代表を退いていたことが9月9日に明らかになった。これで旧ジャニーズ事務所及び関連会社への“創業家”の影響力はゼロになったはずだが、SMAPを巡る“闇”だけはこれまでと変わることはないという。

 ジュリー氏は23年9月、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて旧ジャニーズ事務所の社長を辞任したものの、関連会社4社の代表に留まっていたことが複数のメディアに報じられ、批判の声が上がっていた。

 ところが、ジュリー氏が8月までに関連会社4社の代表から辞任していたことが判明。ジュリー氏を巡っては今年6月、SMILE-UP.の山田将之CCOが、近くすべての関連会社の代表から退くと明らかにしていた。SMILE-UP.は被害者への補償業務を担っており、同社の代表取締役にはとどまる見通しだという。

「ジュリー氏や東山紀之氏(57)の記者会見から1年が経過。『ジャニー』や『ジェイ』とつく関連会社の社名も変更されました。また、被害者への補償も進み、ジュリー氏が関連会社4社の代表から退いた。ようやく会社の体制も変わったんです。

 そんななかにあって、現在も全く変わっていない関連会社があるんです。それが『株式会社ジェイ・ドリーム』ですね」(芸能プロ関係者)

会見に臨む井ノ原快彦、東山紀之氏、藤島ジュリー景子氏

「ジェイ・ドリーム」は2005年6月に設立された映像制作会社で、ジャニー氏が代表取締役社長、元SMAPチーフマネージャーのI氏が取締役を務めていた。

「ジェイ・ドリームはSMAPのために設立されたような会社で、主にSMAPの映像作品の制作や管理を行なっていました。SMAPが解散し、I氏がジャニーズ事務所を退社してからは休眠状態にありました。

 しかし、20年6月に旧ジャニーズ事務所の名物番頭として半世紀にわたってマスコミの窓口を担っていたS氏がジェイ・ドリームの代表取締役に就任。9月10日現在も登記簿には『代表取締役 S』とS氏の名前があるんです」(前同)