別にガッチリ飲みたいわけじゃないけれど、仕事帰りや家の近所で、軽く一杯引っかけたい。
酒がそこそこ好きなら、誰しもが一度は抱く、そんな思い。かようなニーズに応えて、本サイトは全国の飲食チェーン店のメニューを徹底調査。1000円札1枚程度でイイ気分になれそうな、お得なコースを探してみた。
「サウナー」としても活躍する女優・グラビアアイドルの園都氏(31)も、「チェーン店飲み」を実施する一人。
「サウナの帰りに、よくお友達と行きますよ。それなりのお店には、それなりの格好をしなきゃいけませんが、チェーン店はラフな格好でも気楽に行けるのがいいですね。 注文してから食事が届くのも早いし、気を遣わずに、1杯だけ飲んで帰れるのが魅力です」(園氏)
ふだんの生活で、彼女は自炊が多いというが、
「家で作るのが面倒な料理をサクッと食べられるのもいいです。餃子やタコ焼きなどは、プロが作ってくれたもののほうがおいしい。値段を味が超えていく、とでもいうんでしょうか。価格は高くないのに、“おいしいじゃん!”と驚くこともあります」(前同)
“おいしい餃子”を提供するチェーン店といえば、『餃子の王将』。
同店は、通常の半分量になった「ジャストサイズ」を展開しており、まさに酒のつまみに最適なラインナップがそろっているのだ。
ジャストサイズの餃子(181円=373kcal)とニラレバ炒め(370円=322kcal)にレモンサワー(286円=150kcal)で、なんと837円。
もちろん、カロリーと栄養面が気になるという人もいるだろう。管理栄養士の望月理恵子氏は、アルコール代謝を促進するタンパク質と血糖値上昇を抑える食物繊維が重要と、こう語る。
「ジャストサイズシリーズの中でも、ニラレバはタンパク質と食物繊維がとれるのでオススメ。玉子スープ(110円)をゆっくり飲んでから食事をスタートさせると、体も温まり、急激な血糖値上昇も抑えられます」
同様に、家で作るのは面倒なタコ焼き。『銀だこ酒場』では、通常の8つ入りのソースたこ焼きが、4つ入りでも食べられる(374円=350kcal)。これとともにタコハイ(429円=45kcal)を頼めば、合計803円でまさにタコづくし。
一方、たまには粋にブドウ酒を楽しむのがピンズバ流。イタリアンファミレスの『サイゼリヤ』では、手頃に優雅にワインをたしなむことができる。
辛味チキン(300円=374kcal)のスパイシーなうま味とエスカルゴのオーブン焼き(400円=220kcal)のバターの風味がデカンタの赤ワイン(200円=183kcal)にマリアージュ。これで900円とは驚くばかりだ。
元祖グルメライターの田沢竜次氏は、財布を気にせず心と腹を満たすならココ、と強く勧める。
「グラスワインは100円と破格だし、つまみの組み合わせも無限大。エスカルゴをムール貝のガーリック焼き(400円=170kcal)に代えるとビールにも合うし、空腹ならチョリソー(400円=425kcal)で5本のソーセージとポテトに満足できます」