■『なか卯』はとり天すだちおろしうどん

 丼がメインのチェーン店では、上ものの料理の味が酒に合うのだ。前出の園氏は、丼やうどんで人気の『なか卯』がお気に入りだという。

カンパーイ!(モデル=園都) ※撮影/編集部
カンパーイ!(モデル=園都) ※撮影/編集部
園都さんイチオシの『なか卯』とり天すだちおろしうどんとビール ※撮影/編集部
園都さんイチオシの『なか卯』とり天すだちおろしうどんとビール ※撮影/編集部

「オススメはとり天すだちおろしうどん(690円)。私の出身地でもある徳島県産のスダチがまるまる1個添えられています。これがアッサリとして大根おろしとうどんに合うんです。

 うどんは、四国出身の私でも納得のコシの強さ。とり天も衣がカリカリ。サウナ帰りにピッタリで、ビール(290円)と頼んでも1000円いかないのも、ありがたいですね」

 若い女性の間でも、この「チェーン店飲み」は定着しつつあるようで、

「正直、チェーン店はオジサンばかりだという印象があったので、行きづらかったりもしたんですが、友達と入ってみたら、とてもよかったので、通うようになりました(笑)」(前同)

 牛丼の『𠮷野家』も、米はなくともアタマで勝負。

『𠮷野家』肉だく、キムチ、塩サバ ※撮影/編集部
『𠮷野家』肉だく、キムチ、塩サバ ※撮影/編集部

 牛丼の具だけが入った肉だく(206円=142kcal)とキムチ(151円=26kcal)、塩サバ(239円=185kcal)と、酒のアテになるものばかりがズラリ。ビールの中瓶(486円=147kcal)も、すぐ空になる。ちなみに、

「塩分の排泄を促すには、カリウムや食物繊維が豊富な生野菜サラダ(151円=23kcal)をプラスするか、肉だくをキムチ牛サラダ(657円=415kcal)に変えるのもいいでしょう。

 また、締めに豚汁もイチオシ。根菜類で食物繊維やカリウムがとれますし、汁で満腹感も得ることができます」(前出の望月氏)

『天丼てんや』では、天ぷらで、しっぽり一人飲むのもオツだろう。最近では、外国人観光客も並ぶ人気店だという。

『天丼てんや』エビ、イカ、レンコン、インゲンの天ぷらと日本酒のセット ※撮影/編集部
『天丼てんや』エビ、イカ、レンコン、インゲンの天ぷらと日本酒のセット ※撮影/編集部

 エビ、イカ、レンコン、インゲンの天ぷらと日本酒のセットでは、740円(444kcal)と手軽に楽しむことができる。

「一人で天ぷらで酒を飲んでいると、高級店にいるような錯覚に陥ります(笑)。チーズ天ぷら(250円=228kcal)は、ぜひ追加してみてほしいです。2つあってボリューミーですし、何より高級感があってオシャレ。ビールにもよく合いますよ」(前出の田沢氏)