10月16日、旧ジャニーズ事務所の性加害問題の影響により、今年度は発売されていなかったSTARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)所属タレントの公式カレンダーが、2年ぶりに復活することが発表された。

 Xのトレンドは「カレンダー復活」がトレンド入り。加えてもう一つ、ファンにとっては嬉しい発表があって……。

「同日に開かれたNHKの定例会見で、STARTO社のタレントの起用を再開することが発表されたんです。これにより、年末の『紅白歌合戦』に出場することも可能に。記者間では、“出場内定者はいないか”と取材が活発化していますね」(スポーツ紙記者)

 10月20日の夜9時からは『NHKスペシャル ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像』が放送されるジャニ―喜多川氏(享年87)。ジャニー氏の加害問題が明るみになった2023年、所属タレント、ファンが大きな悲しみと混乱に巻き込まれたが、ようやくその騒動が収束に向かいつつあるといったところか。そんななか、あらためてこの問題に意見を述べ、世間を驚かせているのが、少年隊錦織一清(58)だ。

「10月17日発売の『週刊文春』(文藝春秋)の人気対談連載『阿川佐和子の子の人に会いたい』に錦織さんが登場し、デビュー当時から現在までのエピソードを話しました。対談の中で、阿川さんに“性加害でジャニーズ事務所が解体されたことについてどう思いますか?”と問われ、率直な思いを語ったことが話題になっています」(前同)

 昨年9月に新会社SMILE-UP.の社長として会見を開いた少年隊の東山紀之(58)。彼がジャニ―氏の犯罪行為を「鬼畜の所業」と表現したことを振り返った錦織は、《それは自己否定にもつながってしまう》と批判。さらに、こう持論を続けたのであった。

《僕たちは犯罪者に育てられた子どもたちなんだよね。自分が川で溺れているときに助けてくれた人が、実は殺人犯だったらどうするかって話で。(中略)でも僕は受けた恩や教えはどうしても忘れられない。憎むべきは犯罪。複雑ですよね。何だろな、「鬼畜の所業」みたいな言い方をすると、社会からは共感を得られるけれど、僕らは色眼鏡でみられる覚悟が必要》(『週刊文春』24年10月24日号)

 衝撃の告白はSNSでも大きな話題になり、一時、錦織の発言がXのトレンドになるほどの反響をみせた。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が今回の件について解説する。