東山と錦織の長きにわたる確執

「内容はセンシティブかつ、当時の東山さんへの批判めいたものでもありましたね。少年隊はデビュー当時から仲良しグループというよりは、お互いをライバル視する、“緊張感がある仲”だったといいます。

 錦織さんは、植草克秀(58)さんとはコロナ禍に2人でYouTubeチャンネルを始めたりと交流ぶりが伺えますが、東山さんに関しては昔から“住んでいるところも連絡先も知らない”そう。東山さんの“鬼畜発言”も、そんな関係性の錦織さんからすれば“仲間のことまで考えず、社会的共感を得ようとした”と映ったのではないでしょうか」(佐々木氏)

 2025年にグループ40周年を迎えるはずだった少年隊だが、20年に錦織と植草が旧ジャニーズ事務所を脱退、現在グループは空中分解の状態にある。「90年代、錦織さんと植草さんは月収30万円程度で働いていたといい、東山さんの年収は億を超えていたといいます」(前出のスポーツ紙記者)という収入の大きな格差もあったようだ。

 そんな東山と錦織の“確執”について、旧ジャニーズ事務所に近い、ある芸能プロダクションの幹部もこう話す。

「ヒガシは当時からジャニーさんの姉で、実質的に事務所を差配していたメリー喜多川さん(享年94)の大のお気に入りでね。少年隊デビュー当初からずっと続けていたミュージカル『PLAYZONE』をやってるときに、錦織くんは休憩中にメリーさんに怒られていましたよ。“あんたしゃべり過ぎよ”って。それは、ヒガシのぶんまでしゃべるなっていう意味。

 錦織くんもプライドがあるから、最後のMCでは、“上層部から文句言われましたので、もう一切しゃべりません”って不貞腐れていましたよ。錦織くんは、ヒガシとの格差に、当時は相当堪えたでしょうね」

 そんな「好き嫌いが露骨」なメリー氏の一方で、錦織に真逆のアドバイスをしていた者がいたという。

「しょぼくれる錦織くんにジャニーさんは、“どんどんしゃべっていいよ”と言葉をかけていましたね……」(前同)

“育ての親”への複雑な思いは今でも――。