■安さ至上主義のガストとサイゼリヤ

 ロイヤルホストとは反対に、安くてバリエーション豊かな食事を楽しみたいならガストがおすすめだそう。同店では、安定したクオリティの料理を手頃に食べることができる。

「小皿やアルコールメニューが値下げできたのは、配膳ロボットによる人件費削減の賜物。まさに企業努力ですね。通常のメニューの半分の量が盛られた『小さなおかず』シリーズもあるので、おひとり様でいろいろな種類を食べるのにも、大人数で好きなものを食べるのにもコストパフォーマンス、バッチリです。シリーズでイチオシは『濃厚ミートソース』(370円~470円・店舗により値段が異なります)ですね」

ガストの『濃厚ミートソース』と『おつまみカキフライ』 ※撮影/ピンズバ編集部
ガストの『濃厚ミートソース』と『おつまみカキフライ』 ※撮影/編集部

 現に店舗を訪れガストランチを体験したところ、『おつまみカキフライ』(420円)や『若鶏のグリルガーリックソース1枚』(350円~400円)など、量は少な目とはいえ本格的なメイン料理とパスタを注文してもお会計は1000円以下。種類も豊富で魅力的だ。

 ガスト同様、低価格で手軽にランチをするなら、サイゼリヤも忘れてはならない。

「ファミレスとして運営していますが、サイゼリヤが目指すところはマクドナルドや吉野家の様な“ファーストフード店”でしょう。メニュー数を絞ることで、価格と提供時間をなるべく抑える戦略です。平日のランチセットはワンコイン価格の500円とファミレス界でも最安値ですが、通常メニューの『ミラノ風ドリア』を300円で提供しているのはこのご時世では奇跡としか思えません」

サイゼリヤの『ミラノ風ドリア』 ※撮影/ピンズバ編集部
サイゼリヤの『ミラノ風ドリア』 ※撮影/編集部