次の4月クールに、木村拓哉(50)主演の『風間公親―教場0―』(フジテレビ系)が控えているフジテレビの“月9ドラマ”枠。新垣結衣(34)や白石麻衣(30)、北村匠海(25)といった豪華キャストが名を連ねているが、放送前から“危機”を迎えているという。
「北川景子さん(36)主演の月9ドラマ『女神の教室』がもうすぐクライマックスを迎えますが、視聴率が非常に悪いんです。現在、テレビ各局はCMスポンサー企業の購買層である13~49歳のコア視聴率を最重要視していますが、これが放送初期から悪かった。
第8話(2月27日放送)に至っては、他局に完敗のコア視聴率2.2%という低い数字を記録してしまいましたからね。この低調ぶりが、次の『教場0』にも影響するのではないか、と心配されています。
スーパースターの木村さんが主演し、超人気の新垣さんも出演。さらにはここにきて、赤楚衛二さん(29)、堀田真由さん(24)という今をときめく俳優の出演も決まり、極めつけは2018年から芸能活動を休止させていた坂口憲二さん(47)も同作で復帰するというとんでもないキャスティングが続いていますが、それでも『教場』が勝てるかは不透明だといいますね……」(制作会社関係者)
全盛期に比べて「月9」のブランド力が低下していることに加え、視聴率が取れない原因は、2つの強力な裏番組のせいだという。
「1つは、2008年にスタートした『しゃべくり007』(日本テレビ系)。もう1つは、2015年~2019年の深夜枠で放送され、2022年10月に復活した『クレイジージャーニー』(TBS系)ですね。両番組はもともと違う時間帯の番組でしたが、2022年から放送時間が“月9”になり、フジテレビの強敵となりました。
ちなみに『クレイジージャーニー』のMCはダウンタウンの松本人志さん(59)、バナナマンの設楽統さん(49)に加えて女優の小池栄子さん(42)ですが、小池さんが月9ドラマに“裏被り”で出演不可能になった件を初放送時にネタにされていましたね。結果的に、月9ではなく『クレイジージャーニー』を選んだ小池さんは、正しい選択をしたと言えるかもしれません……」(前同)
『クレイジージャーニー』は視聴率が安定しており、2月27日放送回のコア視聴率は3.0%。ビルの上や崖、橋、世界中のあらゆる場所からひたすら飛び降りるベースジャンパー・久保安宏氏と、その娘でベースジャンプデビューを果たす久保杏夏氏に密着する回だった。