■フジテレビの緊急会見の目的はCMスポンサー対策と…
1月8日発売の『週刊文春』では、被害女性のX子さんが新たな告白をし、X子さんが中居から《意に沿わない性的行為を受けた》と彼女の関係者も証言。また、幹部のA氏がこの問題に関与しているとあらためて報じ、X子さんが当時、仕事上のつながりが深かったアナウンス室部長・佐々木恭子アナウンサー(52)に相談していたこと、佐々木アナが問題に真摯に対応できていなかったとも記事で伝えていた。
さらに16日発売の同誌では、X子さんとは別のフジテレビの女性アナウンサーが取材に応じ、犠牲者はX子さんだけではないとも証言。自身もA氏がセッティングした中居や有名タレントが同席する会食に参加させられたことがあると告白しているほか、X子さんの知人が、トラブルが起こった夜のさらなる詳細を明かしている。
そして同誌は、女性アナウンサーが参加する会食はフジテレビの悪しき慣習だとも指摘し、その流れで港社長の名前も挙げられているのだ。
民放キー局関係者は言う。
「17日午後の会見では、報道内容をすべて否定するなどはせず、株主からの提言にもある今後の対応策についてなどの説明があると見られています。まだ社内調査は十分ではないはずで、この段階で報じられた疑惑を否定しては、再び大炎上するのは必至ですからね。
そして今、関係者の間では港社長が緊急で会見をせざるを得ない理由が2つあるとも話されています。
1つは“対CMスポンサー”ですよね。スポンサーや広告代理店からは“フジテレビはいったいどうなっているんだ!?”という声が上がっていますからね。春の改編期を前に勃発した大トラブルを受け、スポンサーや広告代理店に対して、今後どのように対応していくのかを説明するという意味合いもあり、臨時の会見を開くのではないでしょうか」
緊急で会見を行なうもう1つの理由が、フジテレビ社員や制作会社スタッフをはじめ、同局で働く人たちに向けての説明、理解を得るためだと言われている。
「“このような対応をしていくから、みなさんは不安がらずにこれからもうちで仕事をしてくださいね”という姿勢を示すと見られています。
今回のトラブルを受け、現在、フジ局内は騒然。多くの社員が不安になっていますからね。特に20~30代の若い社員が不安や怒りの声を上げていて、そして、その決定打となったのが港社長が局員に送ったメールだったと言われています」(前同)