■先輩の伊藤沙莉に続けるか

 続けて、小野は「全然願望ないけど、行くんだろうなって思ってるんですよ、自分で。それが気持ち悪いんですよね」と、自分の気持ちと、将来についての予感が違っていると告白。飯田は「それは、たぶん行くな~」と後押しすると、小野は「ですよね。でも、全然行きたくないんですよ」と、苦笑いを浮かべて胸中を明かした。

 小野は06年放送のドラマ『嫌われ松子の一生』(TBS系)で、8歳で女優デビュー。08年に映画『チーム・バチスタの栄光』で映画初出演し、その後もさまざまな作品に出演。21年後期放送のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、ヒロイン・安子(上白石萌音/25)の親友で、豆腐屋の娘・きぬ役で注目を集めた。

「『カムカム』のきぬちゃん、『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)のひな子、そして、今回の蛍原と、小野は幅広い演技ができます。事務所の先輩の伊藤沙莉が朝ドラのヒロインに決定しましたが、同じように演技力と親しみやすさを備えた小野にも、十分、その可能性があるでしょう。ぜひ国民的女優を目指してほしいですね」(ドラマライター/ヤマカワ)

 小野は、『罠の戦争』に出演する際のインタビューで、蛍原を演じることについて「今は自分を信じて、監督を信じて、この役割をまっとうしていこうと覚悟を決めています」とコメント。また、女優としての“夢”を問われると、「夢があまりなくて、欲しいものもあまりなくて、すべては“結果論”だと考えています」と答えている。

 今回の占いの鑑定に対するコメントと合わせて考えると、小野は野心家ではないと思われる。それでも、求められた仕事に全力で応えるタイプなので、本人にその気がなくても、タイミングが合えば海外に出ていってしまうだろう。このまま行けば先輩の伊藤のような成功を手に入れられるかもしれないが、それはあっさりと投げ出されてしまうかもしれない。