■コロナワクチンの毒を排出する方法

 では、ワクチンを打ってしまった人は、どうすればよいのか?

「mRNAワクチンを接種後に体調が悪くなった方は、ワクチン後遺症の主因である“スパイク病”や血栓を予防する生活習慣を身につけましょう」

 井上氏が、まず推奨するのが、“16時間断食”だ。

「体には、“オートファジー(自食作用)”という機能があり、体内で栄養分が枯渇したとき、障害された分子や細胞を分解して再利用する生存反応が起こります。この仕組みを利用して、スパイクタンパクで傷ついた細胞を排除することができます。病気で食欲が低下するのは、これを利用した生命維持システムからです」

 オートファジーは、断食によって促進されるという。

「本格的な断食には正しい知識が必要ですが、16時間ファスティングなら誰でも安全にできます。20時頃までに夕食をすませ、翌朝はお茶やスムージー、昼食で食物繊維を、しっかり食べればいいんです」 

 また、断食の合間は食べ物にもこだわると良い。

「オススメは、緑茶とカレーです。緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートと、カレーに含まれるクルクミンは、スパイクタンパクに結合して血管内皮細胞への感染を阻止することが論文報告されています。つまり、スパイクが原因のワクチン後遺症にも有効なんです」

 また、夕食に納豆を食べるのも良いという。

「活動が減る就寝中は血流も遅くなって血栓が生じやすい。納豆は血栓を溶かすタンパク質分解酵素の“ナットウキナーゼ”を含んでおり、夕食にオススメです」

 最後は、『コロナワクチン解毒17の方法』でも取り上げられた、動脈マッサージを紹介しよう。 「“ヒトは血管とともに老いる”との名言があるように、心筋梗塞や脳梗塞も動脈の老化が主因です。動脈は筋肉の中や骨の間などの深い場所を通っているので、そこを揉むことで、血栓症のリスクを下げられます」 

 中でも手軽なのが、手と指のマッサージだという。

「両手の指を組んで、付け根をギュッと締め、指の中の血管を刺激するイメージでねじりながら引き抜きます。それだけで血流アップです。また、手の甲にある、“合谷”などのツボを押すのも効果的。脳も活性化されるので、合わせて挑戦してください」

 心当たりがある人は、実践してみては?

井上正康(いのうえ・まさやす)
健康科学研究の第一人者。大阪公立大学医学部教授、宮城大学副学長等を歴任。『世界で一番受けたい授業』等メディアでも活躍。著書には『マスクを捨てよ、町へ出よう』(方丈社)、『新型コロナ騒動の正しい終わらせ方』(方丈社)などもある。