各テレビ局で新番組がスタートする4月。多くの新ドラマも放送されるが、このところ20~30代前半の若手イケメン俳優が主演やそれに準ずる重要なポジション起用されることが多い。

「気がつけば、“国民的アイドル”ののメンバーももうアラフォーです。“イケメン”の象徴だった木村拓哉さんも50歳。そういう世代交代が進む背景に加えて、各テレビ局が“コア視聴率”を求めるようになった事情が大きいですよね。それにより、20代、そして30代前半のイケメン俳優たちが、どんどん活躍の場を得ていますよね」

 そう話すのはドラマ制作会社関係者だ。コア視聴率は、現在のテレビ各局が最重要視している13~49歳の視聴層に的を絞った個人視聴率のこと。この数字が高ければ、消費活動が活発な層から支持されていることになり、高いコア視聴率を取れれば、CM単価が高いスポンサー企業との契約が獲得できるので、現在、各局が重視しているというわけだ。

「逆に言うと、ベテラン俳優が主演を務めるドラマが、地上波では厳しくなりつつあります。端的に言うと、世帯視聴率が高くても、テレビ局の収入にあまりつながらないということです。

 そのため今、民放各局が“若手イケメン俳優の争奪戦”を繰り広げているわけですが、今年はいよいよそれが顕著です。この4月にスタートのドラマを見ても、イケメン俳優がずらりと名を連ねています」(前出の制作会社関係者、以下同)

 4月10日スタートの木村拓哉の主演ドラマ『風間公親ー教場0ー』(フジテレビ系)でも、“キムタク”ではなく、他キャストに注目するファンが多いという。

※画像は『教場』公式ツイッター『@kazamakyojo』より

「男性の若手刑事として出演する北村匠海さん(25)、赤楚衛二さん(29)、染谷将太さん(30)、ジャニーズWESTの濱田崇裕さん(34)など、旬なイケメン俳優目当ての視聴者も多いといいますね。

 ちなみに北村さんは、今年1月クールの吉高由里子さん(34)主演の恋愛ドラマ『星降る夜に』の相手役として出演していて、2クール連続のドラマ出演となります。北村さんは『星降る夜に』では、吉高さんと“本当に付き合っているんじゃないか”と思わせるほどの息ピッタリぶりを見せてくれて、視聴者をドキドキさせてくれましたよね」