黒と茶色の縞模様が特徴的で、“猫の代表格”でもある「キジトラ」。住宅街等で見かけることもあるこの猫に関する実態が話題になったのは、3月下旬のことである。

「3月24日、『狂犬病予防法』『動物の愛護及び管理に関する法律』などに基づき業務を行う県の行政機関・神奈川県動物愛護センターが、施設の猫に関する実態を公式Xで明かしました。同施設には様々な動物が保護されているのですが、猫に関しては《センターで保護される猫の約2割はキジトラです》と告白。《他の毛色の猫と比べると譲渡の声がかかりにくいですが、似たような色でも顔や体つき、性格もみんな様々で、個性豊かなところがキジトラの魅力です!ぜひ彼らに会いにきてください》と続けたところ、実に2万超の“いいね”と320万を超える閲覧数を記録しました」(ウェブニュース編集者)

 この投稿を見たキジトラを飼育する愛猫家からはX上で“我が子”を自慢する投稿が殺到。

《うちのも保護猫のキジトラですが、誰彼構わずの甘えん坊でNGなしの超寛容にゃんこです。キジトラはよいぞ》
《可愛いだろキジトラ!懐きにくいし、気性は荒いし、部屋中駆け回るけど最高に可愛いよ!》
《可愛いのに~ うちの子は眠くなると平べったくなる 性格は遊ぶの大好きで怖がりで時々甘えん坊》

 など、動画や画像でキジトラの魅力が多く紹介されることになった。

 愛猫家からはこれだけ愛されていながら、保護猫の2割がキジトラというのはどういった要因があるのか。本サイトは投稿主である神奈川県動物愛護センターに実態を尋ねた。

 担当者は保護猫にキジトラが多い理由を、「当所にいる猫は、多頭飼育崩壊で飼いきれなくなり、飼い主から所有権放棄で引き取ったケースが多いです。こうして同じ家から来た猫はおそらく血縁関係にあると思われ、似たような毛色をしていますが、キジトラの毛色は遺伝的に優性であるため、当所に収容されるキジトラ猫の割合が多くなるのだと思われます」と説明。

 保護数が多い=放棄が多く人気がないように感じてしまうが、この点については「キジトラだから捨てられやすいということはありません」と強く否定している。