■苦難が続く山田涼介
そして、『一次元の挿し木』(読売テレビ・日本テレビ系)に主演した山田涼介。本作は松下龍之介氏による同名小説が原作。200年前の人骨のDNAが、4年前の豪雨で行方不明になった、七瀬紫陽(堀田真由/28)のものと一致したことから始まるヒューマンミステリー。山田は紫陽の義理の兄で、遺伝子学を研究する大学院生・七瀬悠を演じた。
山田は23年春ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)などの俺様系キャラから、22年秋ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)などのサスペンス性の高い役まで演技の幅が広く、繊細な感情表現は説得力がある。特に目で感情を語る表現力はファンならずとも高く評価されているが、本作の全話平均視聴率は平均3.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、期待の大きさからすると撃沈レベルだった。
ここ最近の山田は、24年夏ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)、25年春ドラマ『ダメマネ!』(日本テレビ系)と、出演作の全話平均視聴率がともに3.3%と苦戦続き。ほかのスタエン俳優に比べると、作品の選び方に難がありそうだ。せっかくの演技力を活かすには作品選びが必要だが、現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の秀次役が好評なので、これを足がかりにしてほしい。