俳優の眞栄田郷敦(23)が、松本潤(39)主演のNHK大河ドラマどうする家康』(日曜午後8時~)で、話題となっている。

 郷敦は阿部寛(58)が演じた武田信玄の若き後継者・武田勝頼として出演。5月7日放送(第17回)の『三方ヶ原合戦』では、徳川家を追い詰める武田軍として登場。昭和のアクションスター・千葉真一氏(享年82)の息子が大河ドラマに初出陣とあって、大幅な視聴率アップも期待されたが10.1%とイマイチな結果に……。

 なんとか、2ケタ視聴率を死守する形になり、14日放送(第18回)では、怒涛の『真・三方ヶ原合戦』になだれ込む。

 郷敦は2000年に米・ロサンゼルスで誕生。10歳の時、極真空手で全米体重別空手選手権準優勝を果たしている。今もアクションに定評のある郷敦だが、日本の歴史モノとなると、少々勝手が違うのかもしれない。

 勝頼は、幼少期から父・信玄に厳しく育てられ、強靱な体力と精神を持つ。知略・軍略で武田家史上最も領地を広げ、三方ヶ原の戦いで壊滅的な打撃を負った徳川家を、さらに追い詰めるという役どころだ。

 7日放送回では、ついに家康人生最大のピンチ『三方ヶ原の戦い』が勃発。信玄(阿部寛)により、徳川の拠点を次々と攻略された家康(松本)は、信長(岡田准一)の加勢まで浜松城での籠城を決意する。しかし、武田軍は目もくれずに通り過ぎてしまう。

 素通りはさせない、と焦った家康は、武田軍の背後を突くべく出陣。しかし、猛追して到着した三方ヶ原では、武田軍が待ち構えていた。まんまと引きずり出された家康率いる徳川軍は大敗。14日はその続きで、“家康討ち死に”の報が全国に広まると、信長は武田との決戦を覚悟。勝頼たちは浜松城に攻め込むが――という展開になるようだ。