令和仮面ライダー第4作目として注目を集めてきた『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系)も、物語は終盤戦に突入。ここに来て、2号ライダーである“桜井景和(さくらい・けいわ)/仮面ライダータイクーン”がまさかの悪堕ちをしてしまい、演じる佐藤瑠雅(22)の今後も含めて注目が集まっている。

 まず、景和について説明する前に、『ギーツ』の世界における仮面ライダーは、味方サイドも含めて単純な“正義のヒーロー”ではないことを事前に断っておく。

『ギーツ』の世界において仮面ライダーとは、ごく一部を除き、優勝者が理想の世界を叶えることができる謎の大会「デザイアグランプリ」の参加者のこと。「デザイアグランプリ」とは、最後まで勝ち残った勝者が理想の世界を叶えることができる、命がけのゲームだ(※実は重大な秘密があるが、ネタバレのため詳細は伏せる)。

 佐藤演じる景和は序盤から“世界平和を望むお人好し”として描写されていたほか、デザグラで叶えたい願いも現実を知るにつれて「平和な世界→退場した人の復活→デザグラで犠牲になったすべての人を救う」と、具体的になっていた。

 しかし、そんな景和の願う「世界平和」の根幹は、つまるところ姉で唯一の肉親である桜井沙羅(演:志田音々)の幸せだった。にもかかわらず、その姉が第40話で殺されてしまったのだ。

※画像は佐藤瑠雅の公式ツイッター『@sato_ryuga_offi』より

 絶望した景和は姉を生き返らせたい一心から黒幕の謀略に耳を傾けてしまい、漆黒のオーラを纏った“仮面ライダータイクーンブジンソード”に変貌。理想の世界を叶えるために“創世の女神”の力を悪用したのだ。顔つきも別人と見紛うほどに目が据わっており、

《道長(※吾妻道長 生身の人間)が腕で防御してるところをお構いなく殴りにいく景和の殺意エグいって…》《景和役の佐藤さん、最高の闇落ち演技かましてくれててめっちゃ楽しい目つきとか声の感じが以前と違いすぎてて凄い》

 と、佐藤の演技力を評価する声も含めてSNSでは大反響が寄せられている。