■“森が主演”に不安の声も……

 脚本以外の、もうひとつの大博打と言われている主演の森と間宮の起用については――。

「役者としての格ですよね。2人とも売れっ子ではありますが、近年の月9枠は中堅からベテランの主演が多い。直近3クールだと『教場0』の木村拓哉さん、『女神の教室』の北川景子さん(36)。そして、『PICU 小児集中治療室』の主演の吉沢亮さんはまだ29歳ですが、大河ドラマ主演も経験しているトップクラスの役者です。彼らに比べると、森さんも間宮さんも、若干弱い部分がありますよね。

 特に森さんは、一時期イメージも落ちていましたからね」(前出の制作会社関係者)

 主演の森は、2021年1月に「ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)」にエージェント業務提携の形で移籍すると発表。しかしその際、前事務所からの辞め方が強引だったこと、“森の母親が業界で有名な少々行き過ぎたところもあるステージママだった”といったことが報じられ、強烈なバッシングを受けてしまった。

 また、最新の主演映画である6月23日公開の『君は放課後インソムニア』も、ほとんど話題になっておらず、ヒットとは言えない状況にある。

「天文部の活動を通じてもう1人の主人公である男子(奥平大兼)と次第に両想いになっていく描写など、いかにもな青春映画という感じです。良い意味で“そういえばこれは森七菜なんだよな”と、途中まで忘れかけてしまうくらいナチュラルに等身大の女子高生を演じていましたね」(前同)