神木隆之介(30)主演のNHK連続テレビ小説らんまん』。実在の植物学者・牧野富太郎をモチーフにした槙野万太郎が主人公の朝ドラだが、7月に入ってから意外なキャラクターおよび役者に注目が集まっている。

「元お笑いコンビ・キングオブコメディの今野浩喜さん(44)です。元相方の高橋健一さん(52)が2016年に窃盗罪および建造物侵入罪の不祥事を起こしてコンビを解散してから、俳優業メインにシフトしましたが、これが成功。いまや名バイプレイヤーになりつつあります。近年では『アイフル』の“今野、そこに愛はあるんか!?”のCMシリーズでも有名ですね。

『らんまん』で演じているのは東京大学植物学教室の講師・大窪昭三郎(おおくぼ・しょうざぶろう)。憎まれ役でしたが、今後は万太郎の味方になりそうなんです」(女性誌ライター)

 初期の時点で大窪は、最終学歴が小学校中退で学のない万太郎が研究室を出入りするのを助教授の徳永政市(田中哲司)ともども嫌っていた。そして、逆に初代教授である田邊彰久(要潤)は、万太郎に好意的だった。

 ところが、回を重ねるごとに田邊教授は万太郎の手柄を横取りしようとしていること、むしろ徳永助教授や、その腰巾着のような立ち位置の大窪のほうが万太郎を正当に評価しようとしてくれていることが徐々に視聴者目線で明らかになっていく。

 第15週の予告映像では、「ただ草花が好きだと笑った……」と、しみじみと大窪がおそらく万太郎を評している描写もあり、今後、協力してくれると考えられているのだ。

「地位も権力も学歴もない万太郎が“新種の植物”を正当に世間に公表するためには、植物図鑑を自力で出版して、植物学者として世の中に認めてもらうしかない。そのために万太郎の妻・寿恵子(浜辺美波)が大胆な行動をとるといいます。

 そして、今後のあらすじに《ある日、長屋に大窪が訪ねてきて、万太郎が高知で採集してきた植物の共同研究を持ちかける》という一文がある。万太郎を認めて、協力してくれるのでしょうね」(前同)