■赤坂サカスで徹底した「役作りでファンサービス」

「7月22日、23日TBS前の赤坂サカスでは『ドラムに会いに行こう!』という企画が行なわれていました。最終的には2000人近くの人が訪れたと公式ツイッターが感謝のコメントをしていましたね。実際、僕が訪れた23日の11時40分ごろも長蛇の列でした。

 印象的だったのは、ドラムさんはドラマそのままのにっこりとした顔をまったく崩さず、握手してくれたり、肩に手を回してくれたりフレンドリーだった一方で、一言もしゃべらなかったことです。もちろん、終始雰囲気が良かったので悪い気はしませんでしたが」(前出のエンタメ誌ライター)

 実際の富栄ドラムは日本語が拙いわけではない。兵庫県出身の日本人であり、“富栄ドラム”はあくまでも芸名である。

「彼のYouTubeやTIkTokを見ると、普通にネイティブな日本語で話している動画も珍しくないですからね。表情の感じや服装も含めて、あくまでも“富栄ドラム”ではなく“『VIVANT』のドラム”に徹していたのでしょう。

 ドラマのイメージを崩さないためにも、全く声を出さなかった。常に浮かべていた優しい笑顔を含めて“完全徹底”をするプロ意識を感じますし、当然、『VIVANT』の制作サイドからも“指令”が出ていたのではないでしょうか。

 ちなみに、同イベントには本物の阿部さんだけでなく、阿部さんのモノマネ芸で有名なラパルフェ都留拓也さん(29)も訪れていたことが公式ツイッターで明らかになっています」(前同)

※画像は富栄ドラムの公式ツイッター『@tomisakae411』より

 下手をすると、主演の堺や、第2話で存在感の際立っていた阿部以上に視聴者の心に強く残っている男・ドラム。早くも、ロスが心配だ――。