「やったよ!テレビで歌を歌わせてもらえるよ!!#バズリズム だよ 嬉しいよー」

 7月19日に香取慎吾(46)がツイッターでそう綴っていたのは、8月18日放送の音楽番組『#バズリズム02』のこと。香取が日テレで歌を披露するのは、およそ8年ぶりである。

「昨年はNHKの『SONGS』、『うたコン』、『明石家紅白!』。今年は4月30日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に、今回の『バズリズム』。香取さんが地上波で歌を披露する機会が増えつつあります。

 香取さんといえばSMAP時代は『NHK紅白歌合戦』の常連でしたが、こうして地上波で活躍しているのを見ていると、また『紅白』出場に期待するファンは多いですよね。ただ、ジャニーズタレントの存在もあって難しいと思われてきましたが、今年はもしかすると……と思える、3つのポイントがあるんです」(ワイドショー関係者)

 1つは、現在進行形で世間を騒がせている、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題について。7月22日には被害を訴える元所属タレントらからヒアリングを行なうため、国連の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが来日。すでに聞き取り調査が進んでおり、国際的な問題となっている。

■香取の出演で“忖度なし”を証明できる

 NHKの山名啓雄メディア総局長は「決して許されることはないという姿勢に変わりはない」としつつも、10月以降も事実上ジャニーズのための歌番組になっている『ザ少年倶楽部』(NHK BS)の放送を継続することについて「自主的な編集判断でその都度、ご出演いただく」と、7月26日の定例会見で答えている。

「『少年俱楽部』が継続になったほか、松本潤さん(39)を筆頭にジャニーズ俳優が出ている大河ドラマどうする家康』がNHKで放送中とはいえ、この騒動でジャニーズ事務所に対する“忖度”が大幅に減ったことは間違いないですね。

 この状況下で『紅白』で、露骨にジャニーズ事務所への忖度を行なっているような素振りを見せれば、視聴者から猛バッシングを買うのは目に見えていますからね。それだけに、香取さんが『紅白』出場を果たせば“NHKはジャニーズ事務所に気を使っていませんよ”と、忖度が消滅がないことを、暗に証明できるわけです」(前出のワイドショー関係者)

 2つ目の理由は、やはり今回の加害報道を経ての、「ジャニーズ枠激減」の可能性だという。

 近年の『紅白』ではジャニーズグループの起用枠が拡大され、2022年の『紅白』にはKinKiKids関ジャニ∞King&PrinceSixTONESSnow Manなにわ男子と、6組のジャニーズグループが出演。その前年、2021年に至っては史上最多となる7組が出演予定だった(Snow Manがメンバーのコロナ感染のため出場見送り)。