ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の問題を巡り、「マスメディアの沈黙」と指摘されたことを受け、日本テレビは社内調査を実施。これまでに明らかになった内容について、10月4日放送の夕方の報道番組『news every.』内で28分にわたって報告を行なった。
同局とジャニーズ事務所との関係について、20年以上前から日本テレビ社内ではジャニーズ事務所を怒らせるとキャスティングができなくなるのでは、取材ができなくなるのではないか、といった認識や雰囲気が生まれていたと、忖度があったことを認めた。
「10月7日にはTBSの『報道特集』でかなり切り込んだ内容が放送され、藤島ジュリー景子前社長の“圧力”の実態などが報じられました。
他局でも今後も検証番組は続くと思われますが、ただ、テレビ朝日だけはどうなるかわかりません。同局はジャニーズ事務所と、異様とも言える蜜月関係にありますからね」(制作会社関係者)
■ジャニーズ以外にもあった「テレ朝内部の忖度」
テレビ朝日の『ミュージックステーション』にはスタート以来、毎週のようにジャニーズ事務所所属のアーティストが出演。過去にはテレ朝局内にはジャニーズJr.専用のリハーサル室もあったと報じられている。
さらに、ある時期からジャニーズの競合グループだったDA PUMPの出演がなくなり、w-inds.も出演することがなかった。ここ最近では、若い女性を中心に絶大な人気を誇るJO1やINIの出演もない。
そんな中、9月29日の3時間SPにBE:FIRSTが出演。『Mステ』にもようやく変革の波が訪れているようだが――。
【#Mステ】
— music station (@Mst_com) September 29, 2023
このあと #BEFIRST が
Mステ初パフォーマンス👏
大ヒット曲
「Bye-Good-Bye」を披露👋
後ほど
ディズニーSPステージ
「フレンド・ライク・ミー」🧞♂️
そして最新曲「Mainstream」も✨
💬コメント
🐢JUNONさん「初出演、全力で楽しんでいる姿を楽しんで観てもらえたら嬉しいです」… pic.twitter.com/Rsebz1EX6E
前出の制作会社関係者は話す。
「テレ朝も徹底的に社内調査を行なってもらいたい、という機運があると思いますね。
しかし、同局にはジャニーズ関係以外にも、他局とは異なる“知られざる掟”が存在すると言われています。それは、テレ朝を退社してフリーになったアナウンサーは基本的に同局で仕事ができなくなる、番組出演のオファーが来なくなるというもの。
ジャニーズ事務所にもそうでしたが、この掟にも忖度が絡んでいるといい、誰に対する忖度かと言うと、“テレ朝のドン”とも言われる早河洋会長(79)へのものだともっぱらです」