■草なぎ剛の言葉で「1対4」の構図が明らかに
前出のワイドショー関係者が続ける。
「草なぎさんが状況を受け止めてくれ、自らが犠牲になってメリー氏が指示した言葉を語ったということですよね。しかし、これで4人と木村さんの考えが相反していることが明らかになってしまったんです。あの“公開処刑”でジャニーズ事務所を冷ややかな目で見る人も増えましたし、今に続くジャニーズ崩壊の発端の1つになったと考える関係者も少なくありません。
鈴木氏は、小説『20160118』を発表した時点で放送作家業、脚本業から引退することを決めていたのではないでしょうか。小説の内容はジャニーズ事務所と創業家に喧嘩を売ったも同然ですし、そうなってはテレビの世界で生きていくのは難しい。
ジャニー氏の加害問題で状況が変わり、メリー氏の娘で当時社長だった藤島ジュリー景子氏(57)は経営から手を引くことになりましたが、小説を発表した時点で、鈴木氏と今後も一緒に仕事をしていこう、とはならなかったでしょうからね。鈴木氏は『街録ch』のインタビューも含めて、今の仕事から引退すると腹を決めていたと思われますね」
■創業家がタレントを潰していった内幕がめくれ……
そうこうしているうちに、ジャニー氏の問題は国連案件にまで発展。ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」と社名を変更し、被害者に補償を行なうのみの会社へと変貌を遂げることに。
「SMAPだけでなく、King&Princeも、平野紫耀さん(26)の面談の申し入れをメリー氏の娘であるジュリー氏が何度もドタキャンしたことも要因となり、結果的に分裂してしまったと報じられています。SMAPファンはずっと怒り続けてきたわけですが、キンプリの分裂を見て、創業家がすべてを決め、タレントたちが潰されてきたことを再確信し、再度怒りを露わにした。それを補強したのが鈴木氏のインタビューと小説だったわけです。
引退を発表したX(ツイッター)でも、SMAPと『スマスマ』について言及していますが、鈴木氏の中には、約2800日前のあの“公開処刑”を放送してしまった、という強い後悔の念を持ち続けて生きてこられたのではないでしょうか。そして、あのときのことを公にしないと前に進めないという気持ちも……。だからこそ『街録ch』にも出て、小説も出したんでしょう」(前同)
真の国民的グループだった・SMAPへの「創業家」の非情すぎる仕打ち。ファン、制作関係者、そして本人たちの心をズタズタに切り裂いた非常識な行為が、「ジャニーズ帝国の崩壊」の始まりだったのでは――。