■教員に美容師に武将に……超多忙の山田

 2023年4月クール、山田は連続ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)の主演と、松本潤(40)主演のNHK大河ドラマどうする家康』のメインキャスト、2本のドラマを掛け持ちしていた。

『ペンディングトレイン』での山田は、カリスマ美容師・萱島直哉を熱演。美容師らしく、金髪やピアスつけたカジュアルな容姿をしていたが、山田がキャストコメントで「主人公っぽくない」と評するような、陰のあるキャラクターだった。

 一方、『どうする家康』で演じていたのは、主人公・家康を生涯支え続けた忠臣の本多忠勝。初回から第44話まで、物語の大半に出演し、“戦国最強”の呼び名に違わないアクションや、迫力ある鎧姿を披露していた。

「山田さんは昨年、1月クールでも、北川景子さん(37)主演の『女神の教室~リーガル青春白書~』の二番手役、ロースクールの研究家教員で出演していました。司法試験のノウハウしか興味がなく、服装や髪型にも無頓着で不愛想な先生役。

 こうして振り返ってみると、山田さんはおよそこの1年で、教員、美容師、戦国武将、花火師に刑事――5種類もの職業を演じてきたんですね。もちろん、それぞれ人物像が全く違う。彼の演技力の高さも、あらためて感じさせますよね」(前出のテレビ誌編集者)

 映像作品に引っ張りだこの山田は、ドラマだけではなく映画にも出演を重ねている。

※画像は山田裕貴の公式X(旧ツイッター)『@00_yuki_Y』より

 

 山田は昨年4、6月に前後編で公開された北村匠海(26)主演の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』にメインキャスト・ドラケン役で出演。

 昨年7月に公開された山崎賢人(29)主演の大作映画『キングダム 運命の炎』では、長い白髪&鋭い眼光が覗く残忍な将軍・万極(まんごく)役で出演。今年7月12日公開予定のシリーズ第4作『大将軍の帰還』にも登場する。