■ドームツアーで多忙の中引き受けた森本

 ムロが作品の内容を確認して断ったということは、『街並み照らすヤツ』の台本、登場人物の設定などは3月までに完成していたと考えられる。

「時間のない日テレは作品のイメージに合う俳優を探す時間も惜しかったはず。そうなれば、過去に仕事をした関係値と実績があるタレントに声をかけるのが自然ですよね。そこで、俳優として日テレと深い関係のある森本さんにお願いする形になったのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 森本は『だが、情熱はある』(23年4月期)や、『ZIP!』内ドラマ『泳げ!ニシキゴイ』(22年9月期)で主演を務め、どちらも憑依型の演技が高く評価されていた。

「『だが、情熱はある』と『街並み照らすヤツ』は放送枠もスタッフも違いますが、ドラマのX(旧ツイッター)、インスタグラム、TikTokのアカウントは流用されています。これも森本さん主演のつながりかもですね。『だが、情熱はある』はKing&Prince高橋海人さん(24)とのダブル主演ではありましたが」(前同)

※画像は『街並み照らすヤツら』の公式X『@machinami_ntv』より

 他方で、SixTONESは2月17日から4月22日まで、ドームツアー『VVS』で4都市10公演の真っただ中。

 さらに4月10日に東京ドーム、5月29日と30日に京セラドーム大阪で旧ジャニーズの新会社STARTO ENTERTAINMENTのオールスターライブ『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』も控えている。

「タイミング的にドームツアーで多忙の中での撮影になりますよね。それでも、森本さんは引き受けてくれた。3月25日、日テレの定例会見では、福田博之専務が森本さんの主演作に対して、《大変短いスパンで企画を決定してクランクインとなる。森本さんにはかなり大変な役割を課してしまいますが、彼の持つお芝居の力、タレントとしての能力に大変期待をして決めております》とコメントをしましたね。やはり、日テレとすれば、森本さんに“無理を言って”お願いした、というところなんでしょうね。

 森本さんが演じる『街並み照らすヤツら』の主人公は“情に厚く優しい”と紹介されていますが、まさにハマり役と言えそう。“SixTONESの森本慎太郎”とは別人の“ケーキ屋店主・竹野正義”をしっかりと演じてくれるのではないでしょうか。

 そして、結果的に4月クールにSixTONESは6人中3人が連ドラの主演やメインどころとなったため、グループの勢いも増すことになりそうです」(前同)

 4月7日スタートの間宮祥太朗(30)主演ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系/日曜夜10時~)に、SixTONESの田中樹(28)が準主役で出演することが発表されている。

 そして、京本大我(29)は、フジテレビの「火ドラ★イレブン」枠(夜11時~)で『お迎え渋谷くん』の主演が控えているのだ。