■腐りかけていたデビュー前

 そして、自分たちの意識が劇的に変わったのは、グループでYou Tubeを始め、メジャーデビュー前の楽曲『JAPONICA STYLE』のMVを作ったりしたころだと語り合うと、京本が「当時、あれがデビュー曲って勘違いされなかった? 知り合いとかから“デビューおめでとう”って、めっちゃ来たもん」と回顧。

 田中は「そっから、プロ意識が芽生えた。“ちゃんとやろう”、“これがんばれば、ワンチャンデビューあるぞ”みたいな。可能性をちょっと感じ始めた」と語り、「それまでも、きっちりしてなかったわけじゃないけど、襟を正した。俺の中では仕切り直しみたいのがあった」と、当時の胸中を明かした。

 また京本は、当時の自分に「ブリーチとかで根元を空けとけよ」と言いたいとし、頭皮に自信があったので根本まで金髪に染めていたが、頭皮をいたわるのは早いだけ良いので、もっと早くから意識しとけば良かったと思っていると告白。「今はもっと空けてるから」などと、頭皮ケアについて語った。

 これに、田中は「こうしとけば良かったって、あんまり思ってない」と応じつつ、デビューが決まるまでのことを「そのときめちゃくちゃキツくて、一歩間違えば、たぶん、全員腐り果ててたと思う」と苦笑い。京本が「メンタル的にね」とフォローした。