中居正広さん(52)がついに芸能界からの引退を発表。ファンが嘆き悲しむ一方、“逃げた”という厳しい指摘もありますが、ただこれで、今後の注目は一気にフジテレビに向かうことになりそうです」(ワイドショーデスク)

 元SMAPリーダーで国民的タレント・中居正広が1月23日、芸能界から引退することを発表し関係各所に波紋が広がっている。

 被害女性が“意に沿わない性的行為を受けた”とされ、これに9000万円の解決金を払って示談したと報じられた中居。

 この問題で中居は『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)から降板。1月20日にはTBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の終了と『THE MC3』から降板することが明らかになり、21日にはニッポン放送がラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』の終了を発表。22日にはテレビ朝日『中居正広の土曜日な会』の打ち切り、フジテレビ『だれかtoなかい』の終了も発表され、中居のレギュラー番組6本すべてが消滅することとなった。

 23日、中居は有料の会員サイトに文書を掲載。《私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします。なお、会社であります【(株)のんびりなかい】につきましては、残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します》と報告した。

 また、《相手さまに関しても心より謝罪申し上げます。関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございませんでした。ヅラの皆さん一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…》とファンに別れを告げた。

「中居さんの引退発表を多くのファンが嘆いていますが、この問題はもはや中居さんだけのものではありません。今や中居さん以上にフジテレビに厳しい声が殺到していますし、同局の一連の対応には株主、スポンサー企業、視聴者が冷ややかな目を向けています」(前出のワイドショーデスク)

 1月17日午後にはフジテレビの港浩一社長(72)が臨時の会見を開き、一連の騒動を謝罪。トラブルを把握したのは2023年6月初旬だったと明かしたほか、今後は新たに設置する第三者の弁護士を中心とする「調査委員会」に調査を委ねると説明した。

 港社長の会見を受けてなのか1月18日、トヨタ自動車が同局で放映しているCMを差し止めると発表。これに多くの企業が追随し、少なくとも75のスポンサー企業がフジテレビでのCM放映を見合わせることとなった。

 また21日には、14日に第三者委員会を設置するようにフジテレビに書簡を送っていたフジテレビ株主の米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が2通目の書簡を送り、フジ・メディア・ホールディングス(HD)にテレビカメラを入れた会見を週内に開くことなどを求めたことも明らかになった。